【夫婦の危機を乗り越える方法】夫婦専門カウンセラーが解説

喧嘩・借金・浮気・DV…結婚生活は、思いがけない出来事からさまざまな危機が訪れます。

時に、「離婚」を考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか？

そこで今回は、夫婦の危機を改善する方法を皆さまにお伝えします。

あなたご自身の夫婦関係と照らし合わせながら、本記事を参考に、より良い夫婦関係構築の一歩としてみてくださいね。

私は、不倫専門夫婦カウンセラーをしている仲野ちはると申します。

これらの経験から心理学・脳科学・量子力学を体系立てて言語化した「夫の離れた気持ちを取り戻し、夫婦関係を安定させるために必要な”より濃い”マインドと情報」をLINE公式アカウントでお伝えしています。

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離婚の危機の兆候

まずは、離婚の危機が訪れているときを考えてみましょう。

主に3つの兆候が考えられます。

あなた自身の現在の夫婦関係に当てはまるでしょうか？

では、順に見ていきましょう。

会話が減る

夫婦間の会話が減ることは、実は離婚危機の大きなサインです。

夫婦は、結婚した当時から少しずつ変化しています。

もちろん価値観や考え方も変わるため、「話しても理解してもらえない」「話が通じない」などと感じることが増えてくることもあるでしょう。

そのような変化は気付かぬうちに日常となり、いつの間にか会話が減っていた……なんて夫婦も珍しくありません。

たとえば、「家事や子育て」の話はするけど、「感情」を伝えたり、「考え」を説明したりなどの会話がほとんどなくなっていませんか？

コミュニケーションがなくなると、次第にお互いの気持ちや考えがわからなくなります。

そうして、すれ違いが生じていくのです。

喧嘩が増える

喧嘩が増えることも離婚の兆候の一つです。

以前はささいなことで笑い合えていたのに、最近は小さなことで衝突してしまう…ということはありませんか？

ひどいときには、お互いに傷つけ合うような言葉をぶつけてしまうこともあるでしょう。

夫婦がお互いを罵倒し合う、そのような言動が目立つ場合も危険な兆候といえます。

など、夫婦がお互いをおとしめ合う言葉に終始してしまうのです。

また、一方がいかに理解があったとしても、そのような態度をとる相手に対していつまでも我慢し続けることはできません。

そして、なにかきっかけがあると口論が起きる、その繰り返しです。

このように、喧嘩が増えることも離婚の兆候といえます。

セックスレスになった

セックスレスは夫婦円満に欠かせない、大切なポイントです。

セックスは肉体的なスキンシップですが、実は感情的なつながりでもあります。

普段のコミュニケーションだけではなく、セックスでお互いの感情を伝え合っている夫婦は相手を思いやる気持ちが大きく、仲良く暮らせるものです。

しかし、セックスレスが続くことで夫婦の絆が薄れ、お互いに冷めてしまうことも少なくありません。

したがって、セックスレスになった夫婦も離婚の兆候が訪れているかもしれないのです。

「【セックスレス】夫が拒否するのはなぜ？負担のない誘い方を解説」では、夫がセックスを拒否する理由を解説しています。

合わせて読みたい

【セックスレス】夫が拒否するのはなぜ？負担のない誘い方を解説

セックスレス解消のコツもご紹介していますので、セックスレスでお悩みのあなたの力になれると思いますのでご一読くださいね。

離婚危機の原因

「本当は離婚なんかしたくないのに…！」とお悩みの方もいるでしょう。なぜ夫婦の危機を感じるようになってしまったのでしょうか。

ここでは、離婚危機を感じることになった原因をみていきます。

あなた自身、夫婦の状況と照らし合わせて読み進めてみてくださいね。

では、順にみていきましょう。

環境の変化

環境の変化は、人に大きな影響をもたらします。

環境が変わってなじめなかったり、臆病になったりした経験がある方もいるでしょう。

夫婦関係においても、環境の変化が大きく影響し、吉と出れば「凶」と出ることも。

たとえば、ライフステージの変化には環境の変化がよくあります。

具体例をいうと、夫が急な転勤で忙しくなり、家族と過ごす時間が必然的に減ることで妻が孤独感を抱くケースが考えられます。

この場合、妻が一方的に家事・子育てに対して我慢を強いられるでしょう。

また、さまざまに湧き上がる感情や考え方を、お互いに伝え合う機会が減りますね。

つまり、環境の変化によって「夫婦関係にも変化がおきてしまう」のです。

価値観の違い

価値観の違いは、長い夫婦生活の中で避けて通れない問題です。

夫婦間の価値観の違いが、ささいなことでも大きな溝を生むことも。

中でも、「お金」の使い方の問題は、夫婦間トラブルの原因としてよくみられます。

たとえば、妻が

「家計管理は将来のために大切」

と考える一方で、夫は

「お金は使った方が経済が回るし、趣味や旅行に使うべき」

といった考え方をもつ場合です。

妻は無駄遣いにストレスを抱え、夫は自由に使えないことに不満を募らせていくでしょう。

結果、夫婦関係が危機に陥るきっかけとなる可能性もあります。

こうした「価値観の違い」をそのままにしておくと、夫婦間が悪くなるタイミングがいつか来るでしょう。

最終的には離婚など、夫婦の危機に発展する可能性もあります。

信頼関係の崩壊

夫婦関係には信頼関係が大切なのは誰もがわかっていることです。

注意したいのは、長い結婚生活で構築してきた信頼関係が、ある日突然壊れてしまうこと。

たとえば、嘘や借金、モラハラ、不倫などが挙げられます。

嘘や借金、モラハラ、不倫などによって信頼が失われると、「された方」の心の傷はとても深く大きく、その分夫婦関係の再構築はとても難しいんです。

実際、私の身近にいる親戚が、子どもの目の前で行われた夫による「モラハラ」や「嘘」、「DV」によってとても傷つき、最終的には離婚しています。

女性も働く事が当たり前となった今の社会でも、男性は一家の大黒柱となっていることが依然として多く、どうしても経済的な立場では女性はなかなか男性に逆らえません。

また、肉体的な力の差も当然男性が強くなります。

このように男性と女性を比べると、妻が深く傷つき、夫婦関係が危機に陥るケースが典型的です。

産後クライシス

ご存じの方も多いと思いますが、産後クライシスとは病気ではなく「出産後の数年間の間に生じる夫婦関係の悪化」を意味します。

出産後は、女性ホルモン低下による体調の急激な変化はもちろん、24時間絶え間ない赤ちゃんのお世話による生活面の変化などさまざまな事が起こりますよね。

ほかにも、産後クライシスが起こる原因は以下の内容が考えられます。

結果、夫婦がお互いに不満を溜め込みやすくなってしまいます。

とくに、妻が育児や家事に忙殺されるなか夫の協力が得られないと、夫婦関係は悪化の一途をたどってしまうでしょう。

「夫に頼んでも仕事を理由に断られる」

「私一人で育児をしていて孤独だ」

などのように、妻が不満や孤独を抱えてしまう例が多くあります。

妻が不満を抱えた状況が続くと、夫への信頼感は薄れていき、夫婦の距離が広がります。

夫婦の危機を乗り越えるために必要なこと

夫婦の危機における、兆候や原因をみてきました。

ここからは、夫婦の危機を乗り越えるために必要なことを解説します。

ポイントは、主に3つです。

「知らなかった！」と思うこともあるかもしれませんが、これからも円満に夫婦生活を続けるために大切なことです。

ぜひ実践してみてくださいね。

内省する

夫婦関係を修復するためには、まず自分自身を見つめ直すことが大切です。

たとえ夫が悪いと感じても、現状のままでは何も変わりません。

そのような時は、アプローチの方法を変えてみるのも大事です。

たとえば、これまでなら仕事から帰宅後にすぐに夫に不満をぶつけていたところを、少し言い方を変えてみましょう。

例

このように柔らかく伝えると効果的です。

夫が帰宅後すぐに妻から小言を言われると「心の壁」を作ってしまいがちですが、アプローチ方法を変えることによって壁を作らずにスムーズに話し合えますよ。

焦らない

夫婦関係を改善したいという気持ちが強いがあまり、焦って結果を求めないようにしましょう。

夫婦関係のみならず、「人と人」との関係修復には時間がかかるもの。

一朝一夕で夫婦関係が良くなることはないと知っておいた方が、後々のあなたの心も楽だと思います。

「セックスレス」を例に挙げると、セックスすればすぐに問題解決できるわけではありませんよね。

短期間のうちに相手に求めすぎると、逆にプレッシャーをかけてしまい状況が悪化することもあり得ます。

長期戦を覚悟し、まずは小さな変化に気付き改善していくことを日々重ねて信頼の回復につなげましょう。

気長に構えることで、少しずつ夫婦関係が良くなっていくのを実感できるはずです。

男性性を理解する

「男性性」という言葉をご存じでしょうか？

簡単にいうと、男性が物事を考えたり発言したりする際に「理論・分析・判断・決断」といった論理的な考え方をすることです。

夫婦の危機を乗り越える際には、男性性特有の心理や特性を理解しなければなりません。

とくに尊重したいのが、男性性の代表的な特性「分析・判断・決断」。

たとえば、以下の例をみてください。

例

このように男性性は、自分から動き、周りを自らの手で変えていこうとする考え方や思考パターンであることが特徴。

とくに男性性が強い夫にとっては、「分析・判断・決断」を自ら考え確実に実践したいがために、一人で考える時間が必要です。

妻が夫の「考える時間」を尊重し、「どうするの？ちゃんと考えてるの？」などと感情的に引きだそうとすることは避けましょう。

男性性を理解し、夫のペースに合わせることが夫婦関係改善に効きますよ。

「男性性」については、「平気でひどいことを言う旦那を改心させる方法【カウンセラーが解説】」でも解説していますので、参考にしてみてくださいね。

合わせて読みたい

平気でひどいことを言う旦那を改心させる方法【カウンセラーが解説】

離婚危機を回避するコツ

夫婦の危機を感じている中「どうすれば改善できるのだろう」「幸せな家庭を築くために改善したい」と思っている方は、次の4つを行ってみてください。

より良い夫婦関係をつくっていくためにも、できることはやってみましょう！

では、順にみていきます。

お互いの理想を整理する

お互いの理想を押し付けていませんか？

たとえば、将来の目標、理想の夫婦像、理想の子育て、理想的な時間の使い方などは、夫婦で違うもの。

夫の将来の希望・理想を聞いて、実現するためのすり合わせをしましょう。

例

例のように、まずは夫の現在の立場や自分の考えを伝え、夫の考える理想像を引き出してみてくださいね。

その後、お互いに共感し理想を整理しながら、夫婦ですり合わせをしていけると良いでしょう。

条件をつける

夫婦間でどうしても直してほしい、我慢できないと感じる部分がある場合、条件をつけてみましょう。

たとえば家事・育児について夫への不満が溜まっている場合は以下の条件がおすすめです。

また、仕事の都合で生活リズムにすれ違いが生じている場合は以下がおすすめです。

さらに、「お金」にまつわる条件は、あらかじめ決めておく方が良いでしょう。

なお、条件をつける際はお互いの意見を尊重し、納得し合える形で取り決めます。

もしも条件を守れない場合は、その都度見直すなど柔軟に対応すると、夫婦円満に向けて効果的にコミュニケーションがとれるでしょう。

夫婦カウンセリングを受ける

夫婦カウンセリングは、離婚危機の回避におすすめの方法です。

私は不倫専門夫婦カウンセラーをしているため、カウンセリングを通じて、夫婦関係が改善し円満となった例をいくつもみてきました。

以下に、例を挙げてみますね。

例

結果的に、お互いに素直な気持ちを言い合えたのです。

夫婦カウンセリングの良い所は、お互いの気持ちを理解できるようになることです。

先に述べた「男性性・女性性」も含めて、夫婦生活ではお互いの気持ちが理解できなくなる瞬間が多々あるでしょう。

感情的なすれ違いを第三者によって客観的にサポートしてもらえるので、冷静に問題を見つめ直せます。

自分たちだけでは解決できない場合は、専門家の助けを借りることも考えてみてくださいね。

セックスレスを解消する

セックスレスが原因の場合は、セックスレス解消に向けた問題に取り組む必要があります。

マンネリを解消するための方法を夫婦で考えてみてはいかがでしょうか？

すぐにでも取り組める方法は、「雰囲気づくり」です。

「特別感」を意識してこれまでと違う環境や違うパターンを生活に取り入れてみてください。

また、ハグや手をつなぐ、軽いキスなど小さなスキンシップを増やしていくと夫も恥ずかしい反面、喜ぶでしょう。

いきなり肉体的なスキンシップが難しい場合は、夜に夫婦で会話をしたりリラックスしたりすることもおすすめ。

セックスレス解消には、このような日常的なスキンシップは不可欠ですが、「自分磨き」も努力していきましょう。

ヘアスタイルや服装を整えたり、美容・スキンケアに力を入れて見た目から自分自身の印象を変え、夫に新しい魅力を伝えます。

セックスレスは夫婦がお互いに協力して解決していく問題です。

焦らずに、時間をかけてさまざまな方面からアプローチしてみると良いでしょう。

「【セックスレス解消法】話し合いの注意点と効果的な伝え方を解説」では、セックスレスの原因や解消法について分かりやすく解説していますので、併せてご覧くださいね。

合わせて読みたい

【セックスレス解消法】話し合いの注意点と効果的な伝え方を解説

夫婦の危機は2人で乗り越えるものです

夫婦の危機は2人で乗り越えるものです。

どちらか一方だけで解決できるものではありません。

お互いの本音を話し合うことから始め、対話を重ね、問題に向き合いましょう。

その先には、幸せな家庭があるはずです。

私は、不倫専門夫婦カウンセラーをしている仲野ちはると申します。

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仲野ちはる

株式会社ハルノワ　代表取締役/不倫専門夫婦カウンセラー

26歳で結婚。長男を妊娠中に不倫に遭ったのを皮切りに、前夫に2回、現夫に4回不倫される。 いわゆる“サレ妻”経験を元に、「夫に愛されようとすることこそが愛されない現実を作る」原理を心理学・脳科学・量子力学の観点から論理的に言語化して伝える不倫・夫婦関係の専門家。 妻として、母として理想の女性を演じるのではなく、ありのままで愛され、ひとりの女性として輝きたい。そんな方に向けて「ただ笑っているだけで幸せになれる」ことを伝えるため、計650名以上の不倫に悩まされる女性へカウンセリングを実施。女性が自分らしく生きながら、自然体で愛されるためのサポートを行う。