セックスレス

【セックスレス解消法】話し合いの注意点と効果的な伝え方を解説

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セックスレスは多くの夫婦が直面する問題です。

妻の気持ちと夫の気持ちが同調していないと解決が難しくセックスレス解消には話し合いがなくてはなりません。

ただし、センシティブな問題であるがゆえ、伝え方にはいくつか注意点があるのです。

そこで今回は、セックスレスの話し合いのいくつかのパターンや、話し合いをする際の注意点などを解説していきます。

セックスレス解消から夫との心のつながりを取り戻せると良いですよね。

ぜひ最後までご一読くださいね。

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セックスレス解消に話し合いが有効?

セックスレス解消には話し合いが必要だと冒頭でお話ししました。

しかし、話し合いが有効な場合とそうでない場合があるのです。

一時的な理由やストレスが原因でセックスレスになっている場合は、話し合いが有効といえるでしょう。

話し合いを通じて、夫婦がお互いの気持ちを確認して歩み寄り、セックスレス解消につながる可能性が高いからです。

一方で、セックスレスに対する価値観の違いや、トラウマがあるとどうでしょうか。

・「頻繁なセックスへの期待が重すぎる」

・「セックスが義務化していて楽しくない」

・「過去に拒絶された経験がトラウマになっている」

上記のような価値観の違いや、過去のトラウマがセックスレスの要因である場合、問題は根深く、話し合いだけでは解決が難しいかもしれません。

セックスを夫側が拒否している場合に関しては以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひこちらも参考にしてくださいね。

合わせて読みたい
【セックスレス】夫が拒否するのはなぜ?負担のない誘い方を解説
【セックスレス】夫が拒否するのはなぜ?負担のない誘い方を解説

話し合いが有効なパターン

では、話し合いが有効なパターンとは?主に以下の3つのパターンに分けられます。

・仕事や育児でのストレスが原因の場合

・ 性的なミスマッチがある場合

・身体の悩みや不安がある場合

セックスレスに悩みながら、本当は夫と以前のような仲を取り戻したいですよね。

一つずつご自身に当てはまるか確認してみてください。

では、順にみていきましょう。

仕事や育児でのストレスが原因の場合

セックスレスの原因が仕事や育児でのストレスなど一時的なことが要因なら、話し合いで解決できる可能性が高いです。

仕事のストレスや育児の不満は、時間とともに心身の疲れが癒えると改善されることが多いですよね。

休む時間や一人の時間がない

といった場合でも、夫や両親に30分でも1時間でも育児を見てもらえれば、多少身体も休まります。

また、近くに頼れる人がいない…という方は、地域のサポートセンターなど子育て支援制度を活用することも可能です。

心身が休まると、互いの気持ちや状況を理解し合えるようになり、セックスレスの問題解決の糸口が見つかりやすくなります。

たとえば、話し合いでは以下を試してみませんか?

ケース1. 仕事(育児)でどの部分が大変でどれだけ疲れているか、を聞く場合

聞き方の例①
「いつも仕事頑張ってくれてありがとう。すごく疲れているようだけど、どんなことが原因かな?」

聞き方の例②
「いつも頑張ってくれてるね。もし、最近特に負担に感じることがあれば、教えてくれる?」

ケース2. 疲れに対してどのようなサポートができるか?(してほしいか?)を聞く場合

聞き方の例①
「どんなときに一番疲れを感じる?何か手伝えることがあれば教えてね。」

聞き方の例②
「毎日、本当にお疲れさま。特に疲れている日とか、もっとサポートが必要なところがあれば、ぜひ教えてね。」

ケース3. 今後の生活で協力し合えることがないか?を聞く場合

聞き方の例①
「これからの生活をもっと快適にするために、お互いにできることがあれば教えてくれる?」

聞き方の例②
「一緒に協力しながら、いい方向に進めたら嬉しいな。」

夫婦が互いの思いを確認し合い、前向きに協力することによって、関係を修復しやすくなります。

性的なミスマッチがある場合

性的なミスマッチがある場合も話し合いでセックスレスを解消しやすいでしょう。

性的な嗜好や性欲は人それぞれ。

どちらか一方が強い欲求をもつ一方で、相手はそうでない…なんてことも珍しくありません。

こうしたミスマッチを感じつつも、相手に、

「嫌われないかな?」

「どう思われるかな?」

不安に思い相談できないまま結婚まで進むカップルも多いのです。

性的なミスマッチがある場合は、話し合いの際に勇気を出して腹を割って話す姿勢を見せてみましょう。

夫婦がお互いに素直に、正直に、気持ちを打ち明け共有することで、二人がどうすれば満足できるかを一緒に考えられます。

そして夫婦で解決策を導き出すと同時に、夫との親密さを取り戻すことにもつながっていくでしょう。

身体の悩みや不安がある場合

身体の悩みや不安があると、セックスレス解消したくても、勇気が出ない場合がありますよね。

しかし、話し合いをすることによってセックスレス解消へ前進できますよ。

たとえば、「太った身体を見せたくない」、「最近性欲を感じない」などの悩みを抱えている場合、もしかしたら性欲が減退していたり、性的機能が低下している可能性があります。

夫婦で率直に話し合ってみましょう。

その際、思いやりをもって言い方を工夫することがコツです。

以下を参考にしてみてくださいね。

例①「最近、体調が少し不安で、少し心配で。あなたと話すことで少し気持ちが楽になるかもしれないから、聞いてもらえたら嬉しいな。」

例②「実は、最近○○が気になっていて、どうしたらいいか分からなくて…。よければ、一緒に考えてもらえないかな?あなたの意見やサポートがあると心強いから。」

例③「私の体調のことなんだけど、ちょっと相談したいことがあるんだ。これからのことを一緒に考えてもらえると助かるな。お互いに支え合っていけるといいなって思っているの。」

上で述べた例のように、自分の気持ちや不安を正直に伝えながら、「夫のサポートを頼りにしている」「夫婦で悩みを共有したい」といった姿勢で夫に協力をお願いしましょう。

素直な態度は人にも伝わります。

夫も「助けてあげたい」「力になってあげたい」「夫婦で助け合う」といった意識が芽生え、建設的で安心感のある話し合いができますよ。

セックスの頻度を調整したり、場合によっては病院に行くなど、解決のための方法が出てくれば、夫との仲が深まったと考えて良いでしょう。

話し合いの効果が出づらいパターン

セックスレス問題は根深いもので、話し合いではどうしても解決できないこともあります。

ここでは、話し合いの効果が出づらいパターンを3つご紹介します。

・セックスに対する価値観の違いがある

・セックスに感情的なトラウマがある

・セックスレスが長期間である

話し合いができない場合は、専門家など第三者からのアドバイスを仰いだり、夫婦でカウンセリングを受けたりするポジティブに前へ進めるでしょう。

夫婦で共通の目標へ向かって努力する姿勢が大切になります。

セックスに対する価値観の違いがある

セックスに対する基本的な価値観に違いがあると、話し合いの際に話が通じない・理解に苦しむなどといった場面に出くわすことがあります。

・セックスは夫婦関係の重要なコミュニケーション

・セックスは単なる義務・子づくりの手段

上記のように、夫婦間の期待や思いが一致しないと解決に向けた建設的な会話ができなくなるのです。

また、セックスに対して不満や嫌悪感をもっていたり、「セックスがあまり好きではない」「子づくり以外でセックスをしたくない」などの考え方がある場合も、話し合いでは解決できないでしょう。

セックスしたくない」と思う相手の欲求や感情は、そう簡単に変えられません。

したがって、理解や共感できないため、話し合いをしても会話が進展しにくいのです。

根深い価値観の違いは、突き詰めるとコミュニケーションを超え個人の信念にも影響するため、解決には時間と努力が必要となります。

セックスに感情的なトラウマがある

セックスに対して感情的なトラウマがある場合も、話し合いでは解決は難しいでしょう。

たとえば、過去の性的虐待や間違った性教育、性的機能障害(無関心・勃起不全など)、不倫や浮気などのトラブルなどが理由の場合です。

このようなトラウマは、過去の経験や心理的な心の傷が影響していることが多いのです。

つまり、トラウマを連想してしまう行為は感情的な負担が大きくなります。

話し合いだけで解決できるものではありません。

では、感情的なトラウマは「専門家」を交えて解決することをおすすめします。

たとえば、心理カウンセラーやセラピストに相談し、適切なアプローチで支援を受けてみましょう。

その際、以下の言い方を参考にしてみてください。

「最近セックスについての悩みがあるんだけど、どうしても気になることがあるんだ。私も自分の感情と向き合いたいし、専門家の力を借りて、もっと良い関係を築けたらいいなって思っているの。お互いのために、専門家に相談してみるのはどうかな?一緒に受けることで、理解し合えることも増えると思うし、二人の関係がもっと良くなるかもしれないよ。」

互いに配慮と共感の気持ちを忘れないようにしましょう。

専門的知識や対処法を知ることで理解が深まり、セックスレス改善へ向けて具体的な方法やステップを踏めるかもしれません。

セックスレスが長期間である

セックスレスが長期間にわたる場合、原因は複数あるケースがあります。

複数の要素が絡んでいると、単に話し合いをするだけでは解決が難しくなることも。

たとえば、身体的・感情的・心理的な要因です。

コミュニケーションを深く取っていたとしても、全ての問題を解決することは簡単ではないでしょう。

夫婦だけでは解決が難しい場合、効果的な解決には専門家のサポートがおすすめです。

「私たちのセックスについての悩みがあるんだけど、それが私たちの関係に影響を与えている気がするんだ。自分ではどうしようもない部分があって、専門家に相談することで少しでも改善できるかもしれないと思っている。二人で一緒に行ってみるのはどうかな?」

こんな感じで誘ってみてくださいね。

男性はセックスレスについてのカウンセリングやセラピーなどを嫌がる傾向にありますが、専門家のアドバイスや適切な治療を受けることで、深い部分にある問題を見つけ出せることも。

結果的に、セックスレスの原因をさまざまな方面からアプローチし、具体的な解決先を見出せるでしょう。

効果的な話し合いの進め方

ここからは、効果的な話し合いの進め方をみていきましょう。

3つのポイントがあります。

・”私メッセージ”を使う

・相手の話をしっかり聞く

・解決策を一緒に考える

前にも述べましたが、「思いやり」と「共感」の気持ちを忘れないようにしましょう。

それでは、一つずつ、話し合いの中で実践してみてくださいね。

“私メッセージ”を使う

私メッセージ」というテクニックをご存じでしょうか?

「私メッセージ」は、アサーションと呼ばれる、自分も相手も大切にしたい場合のコミュニケーションの際に用いられるテクニックです。

アサーションにおいては、双方の意見が違っても、相手の主張を否定せず尊重し、強く押し込めず優しい口調でコミュニケーションを取ります。

私メッセージは、その名の通り「」を主語にして話す方法です。

具体例をみてみましょう。

「(私は)何度も同じことをあなたに注意するのに疲れてしまった。(私は)子どもの世話で手一杯のときは、脱いだ衣類を自分で片付けてくれると、とっても助かります。」

といった具合に、自分自身の気持ちを丁寧に伝えることができるメリットがあります。

とくに男性は、言葉で伝えないと考えや気持ちが伝わりにくいため、「夫婦だから何も言わなくても分かっているはず」という概念を取っ払うことが重要です。

私メッセージ」を用いて、丁寧に自分の気持ちを伝えることを話し合いの第一歩としてはいかがでしょうか。

夫が気持ちを聞いて話し合いに応じてくれれば、理解を深め合えるでしょう。

相手の話をしっかり聞く

セックスレス問題の解消に向けて効果的な話し合いを進めるには、まず相手の話をしっかりと傾聴することが重要です。

当たり前でしょう」と思われがちですが、意外と難しいもの。

夫が話している途中で我慢できずに話を遮り、ついつい小言を挟んでしまうパターンが多いのです。

話を聞く際のポイントは、「うなずく」「相槌を入れる」こと。

たとえば…

【うなずく】=相手の感情や意見に共感を示す
「うん、そうだよね」「なるほど、そういう風に感じているんだね」
「その気持ち、わかるよ」

【相槌を入れる】=反応を示し、質問をすることでより深く話を引き出す
「それは大変だったね」「そうなんだ」」「それでどうなったの?」

これらを意識するだけで、夫は「聞いてもらえている」と安心感を感じ、グンと話しやすくなります。

夫の気持ちをまずは理解しよう」と努力する姿勢が、夫婦の信頼関係を深めます。

解決策を一緒に考える

解決策を夫婦で一緒に考えると、決定事項に対して夫婦で責任を持てるようになるため連帯感が生まれるでしょう。

共に解決策を模索することで、夫が「一緒に決めたことは実行しないと」と思うようになり、決定事項に対してお互いが責任を持ちやすくなります。

たとえば、以下のような解決策を話し合いのヒントにしてみてくださいね。

1. コミュニケーションを改善し、お互いの気持ちをこまめに伝え合うようにする

2. 日々の中で、リラックスする時間を共有し親密な時間を大切にする

3. 日常的なスキンシップを増やし、手をつなぐ、ハグをするなど身体的な距離感を縮める

ただし、大切なのは夫婦で無理をしないことです。

できる範囲で解決策を模索し、実践してみましょう。

セックスレス解消の話し合いの注意点

セックスレス解消の話し合いにはいくつか注意点があります。

せっかく話し合いの場をもてたとしても、感情に振り回される・責任の押し付け合い・一方通行・過去を蒸し返し平行線…などが要因で建設的な話し合いができなければ悩みは解決に向かいませんよね。

ここでは4つの注意点を解説します。

・感情的にならない

・一方的に責任を押し付けない

・夫だけに変化を求めない

・過去の問題を蒸し返さない

順にみていきましょう。

感情的にならない

話し合いでは、感情的にならないようにしましょう。

感情的になると、相手に対して攻撃的な言葉や態度が出てしまい、建設的な話し合いが難しくなる可能性があります。

結果的に、解決策を探すというよりも、自身の感情にとらわれ相手を責めるだけで終わってしまうでしょう。

「最近、セックスレスについて少し不安を感じているんだ。私の気持ちを聞いてもらえたらうれしい。」

「お互いの思いを尊重しながら、この問題について話したい。あなたの考えも聞かせてくれる?」

上の会話のように、冷静さを保ち、相手の気持ちを尊重しながら話すことで、お互いに解決策を見つけやすくなります。

一方的に責任を押し付けない

セックスレスの問題解消に向けた話し合いでは、パートナーに一方的に責任を押し付けることは避けるべきです。

もちろん、あなたも苦しい気持ちがあるのは理解できます。

ただ、夫だけに非難の矢を向けると、夫も心を閉ざして話し合いが進まなくなるのです。

解決策を導き出すには、夫婦がお互いに感情を尊重し合い歩み寄る必要があります。

このように話してみましょう。

「最近、セックスレスが続いていることに少し不安を感じていて…。改善するためには、お互いにどのような点に気を付けたらいいか、一緒に考えていけたらと思っています。責任を押し付けるつもりは全くなく、私たちがより良い関係を築くためにどうしたらいいのか話し合ってみよう。」

責任を一方に押し付けずに、まずは夫の気持ちを理解することから始めてみましょう。

その姿勢を常に大切にすることによって、解決策を考えて改善しようというステップへ進めますよ。

夫だけに変化を求めない

セックスレス問題の解消に向けた話し合いでは、夫だけに変化を求めるのではなく、夫婦として一緒に問題に取り組む姿勢を大切にしましょう。

夫にも彼自身の考えや原因があるため、あなた自身の主張ばかりを一方的に押し付けるのではなく、まずは夫の気持ちや悩みを理解してみませんか?

「私はもっと親密な時間を持てるようにしたいと感じているけど、これはお互いに努力が必要だと思う。私にもできることがあるはずだから、どうすればお互いにとって心地よい関係が築けるか、一緒に考えていきたいな。あなたもどう感じているか、教えてくれる?」

このように、「夫婦で解決しよう」という共通した姿勢で取り組むと、セックスレス問題の根本原因にアプローチしやすくなりますよ。

そして、より効果的な解決策を見つけることができます。

ひいてはこの姿勢が、夫婦の信頼と絆を深めるきっかけにもなるでしょう。

過去の問題を蒸し返さない

女性に多く見られがちなのが「過去の問題を蒸し返す」パターンです。

セックスレスとは直接関係のない過去の問題を持ち出してしまうと、話が感情的になりがち。

結果、建設的な話し合いができず、セックスレスを解消するための具体的な解決策を見つけることが余計に難しくなります。

具体的には、以下のように話してみてくださいね。

「今までのことは置いておいて、これからどうやってもっとお互いに満足できる関係にしていけるか、話し合いたいと思ってるの。」

「今の私たちの状況を見直して、もっとお互いを大切にするために何ができるかを考えたいんだけど、どうかな?」

このように、過去の問題を避け、現在の状況に焦点を当てた前向きな話し合いを心がけましょう。

セックスレス解消して夫婦仲を深めましょう

いかがでしたか?

セックスレスを解消するための具体的な話し合いの方法について解説しました。

実践していただければ、セックスレス問題の解消とともに、夫との関係を改善し、親密さを取り戻すことにもつながっていくでしょう。

ぜひ、今日から心がけてみてくださいね。

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ABOUT ME
仲野ちはる
仲野ちはる
株式会社ハルノワ 代表取締役/不倫専門夫婦カウンセラー
26歳で結婚。長男を妊娠中に不倫に遭ったのを皮切りに、前夫に2回、現夫に4回不倫される。 いわゆる“サレ妻”経験を元に、「夫に愛されようとすることこそが愛されない現実を作る」原理を心理学・脳科学・量子力学の観点から論理的に言語化して伝える不倫・夫婦関係の専門家。 妻として、母として理想の女性を演じるのではなく、ありのままで愛され、ひとりの女性として輝きたい。そんな方に向けて「ただ笑っているだけで幸せになれる」ことを伝えるため、計650名以上の不倫に悩まされる女性へカウンセリングを実施。女性が自分らしく生きながら、自然体で愛されるためのサポートを行う。
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