セックスレスの離婚率を徹底解説！効果的な誘い方＆断り方を紹介

セックスレスは、拒否する側もされる側もストレスを溜めやすく、離婚に発展しかねない重大な問題です。

本記事では、セックスレスの離婚率や離婚に至る理由、夫婦関係への影響について解説します。

また、セックスレスを解消するための具体的な方法や、上手な誘い方・断り方のコツも解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

私は、不倫専門夫婦カウンセラーをしている仲野ちはると申します。

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セックスレスの離婚率はどれくらい？

セックスレスが原因の離婚率は正式な統計がなく、正確な離婚率はわかっていません。

しかし、セックスレスは離婚事由として認められる例も多く、調査会社によってさまざまな統計が取られています。

日本と欧米では、セックスレスが原因で離婚する数に大きな違いがあるため、詳しく解説します。

セックスレスが離婚に至る確率

日本よりも欧米の方が、セックスレスで離婚する比率が高いと言われています。

欧米の調査では、セックスレスが原因での離婚率は7割を超えており、特にアメリカではセックスレスは重大な離婚理由の1つとしてよく挙げられています。

一方、日本におけるセックスレスが原因の離婚は2割程度。

日本の法律では、セックスレスが「婚姻を継続しがたい重大な事由」として離婚理由に該当する場合がありますが、証明が難しいため実際に離婚に至るケースは欧米ほど多くありません。

日本でのセックスレスの離婚率

日本におけるセックスレスが原因の離婚は2割程度です。

日本の法律では、セックスレスが「婚姻を継続しがたい重大な事由」として離婚理由に該当する場合があるため、離婚が認められています。

しかし、一方で「セックスレスが原因で婚姻を継続しがたい」という法的な証明が難しいため、実際に離婚に至るケースは欧米ほど多くありません。

日本では、夫婦の絆や子どもへの影響を重視する傾向が強く、セックスレスだけを理由に離婚を選択するカップルは比較的少ないです。

また、セックスレスが長期化すると、コミュニケーション不足や関係の悪化につながり、セックスレスが直接的な原因でなくても離婚につながることもあります。

セックスレスが離婚原因となる理由

セックスレスが原因で離婚となるケースには、主に下記のような原因が考えられます。

それぞれ詳しく解説していきます。

コミュニケーション不足

夫婦の会話が減ると自然と距離ができ、セックスを拒絶されることで「好かれていない」と感じ、心が離れてしまいます。

セックスは夫婦のコミュニケーションの重要な一つですので、セックスレスが続くと、お互いの気持ちを伝える機会がなくなってしまうのです。

特にセックスをコミュニケーションと考えている人は、パートナーからセックスを拒絶されると、プライドが傷ついてしまい、不満や怒りにつながることもあります。

コミュニケーション不足が長引くと、夫婦関係の修復が困難になり、離婚を考えるきっかけになりやすいです。

浮気のリスク

セックスレスによって、浮気のリスクが高まります。

拒絶された側は自信を失い、寂しさを感じやすくなってしまうのです。

不倫夫婦専門カウンセラーの私のもとに、不倫の相談に来られた方のなかでも、セックスレスはよく目にするパターンです。

夫婦両者から話を聞いてみると、
「妻が産後、赤ちゃんにかかりきりになってしまい、セックスも断られて寂しかった」
「夫が妊活に向き合ってくれず、不満だったところ、他の男性に言い寄られて嬉しかった」
などのケースをよく耳にします。

また、パートナーから拒絶されて持て余した性欲を、他の異性で発散しようとする人も少なくありません。

セックスレスによるストレスから、配偶者以外の異性に心の拠り所を求めてしまう、ということなんですね。

もし浮気が発覚すれば、夫婦関係は決定的に悪化し、離婚にいたるケースが多くなります。

セックスレスが夫婦に与える影響

セックスレスは離婚原因にもなり得る、夫婦にとって大きな問題です。

セックスレスの影響として、下記が挙げられます。

それぞれ詳しく解説します。

夫婦関係が悪化する

セックスレスは夫婦間のコミュニケーションの減少や信頼関係の崩壊を招き、夫婦関係の悪化につながります。

性的な結びつきがなくなると、夫婦の親密度が低下し、お互いを理解し合う機会が失われてしまうのです。

また、セックスを拒絶される側は、自分が愛されていないと感じ、パートナーへの不信感を抱くようになります。

一方、拒絶する側も、罪悪感やストレスを抱え、夫婦関係に対して消極的になってしまい、
「断ってしまったから、無理してでも別のところで尽くさないと」
「責められたくないから、あまり会話したくない」
と、夫婦関係を悪化させる言動をとってしまいがちです。

このような状況が続くと、夫婦の絆は徐々に弱まり、関係修復が難しくなってしまいますよね。

孤独感を感じてしまう

セックスを拒絶された側は、寂しさを覚え、自信をなくしてしまいます。

特に、男性は性的な欲求が強い傾向にあるため、妻からのセックスの拒絶はプライドを傷つけ、孤独感を感じさせてしまうのです。

拒絶された側は「自分は愛されていない」「魅力がない」と次第に自信をなくしてしまい、少しずつパートナーに対して心を閉ざしてしまうことも。

また、女性が夫に拒絶される場合は、セックスを拒絶することで夫婦の絆が弱まり、寂しさを感じてしまいがち。

孤独感が長期化すると、夫婦関係の修復が難しくなってしまうため、夫婦の溝がさらに深まってしまいます。

子どもへの影響がある

夫婦不仲が子どもに伝わり、家庭内の雰囲気が悪くなることもあります。

セックスレスによって、拒絶されている側がパートナーに不満を溜め込んだり、「相手に好かれていない」と感じていると、そのネガティブな感情が家庭全体に伝わってしまいます。

子どもは、親が思っている以上に、家庭の空気に敏感です。

夫婦の冷え切った関係を目の当たりにすると、「家庭に居場所がない」「この家にいたくない」と考えてしまい、情緒不安定になったり、問題行動を起こしやすくなることも。

夫婦仲を改善することで、子どもにとって精神的にも安らげる家庭になるのです。

セックスレス解消の方法

セックスレスを解消することで、離婚を回避するだけでなく、夫婦や家族にも良い影響が広がります。

しかし、実際にセックスレスを解消するとなると、大きなハードルがたくさん。

そこでおすすめの方法として、

以上の3点をみなさんにおすすめしています。

小さなスキンシップから始める

小さなスキンシップから始めることで、相手の身体に触れる抵抗感がなくなります。

セックスレスだったのに、いきなりセックスするのはハードルが高いもの。

しかし、上述したように、セックスレスはただ「性欲を発散できないから」という理由だけで離婚にいたるわけではありません。

相手にみじめな思いをさせないためにも、スキンシップを通して、相手を大切に思う気持ちを伝えることが大切なのです。

たとえば、
・デート中に手をつなぐ
・「いってきます」や「ありがとう」とハグする
・仕事の後に肩揉みする
など、ちょっとしたボディタッチでも大丈夫。

特に産後の女性は性的なことに嫌悪感を抱きやすいので、「今はセックスはしんどい」ということを伝えたうえで、スキンシップで愛情を表現してみてくださいね。

手をつないだり、ハグをしたり、肩をマッサージしたりと、日常的にちょっとした接触を増やしていくことで、お互いのプライドを傷つけず、セックスへのハードルを下げてくれるのです。

専門家に相談する

どうしても解決しない場合は、夫婦カウンセラーに相談するのも効果的です。

「こんな問題で他人に相談するのも恥ずかしい」と感じる方も多いですが、むしろセックスレスだからこそ、他人の力を借りた方が良い場合もあるのです。

欧米では、夫婦カウンセラーが日本よりも身近な存在で、セックスレスに限らず夫婦のことを相談できる存在。

アメリカでは、たとえセックスレスであろうが、問題が深刻化する前にカウンセラーを頼ることが多いのです。

セックスレスは、お互いの価値観や身体の事情、そしてプライドや2人の気持ちなど、さまざまな要素が複雑に絡む問題ですよね。

そのため、「話し合っても平行線」という問題になりやすく、特に拒絶されている側はやるせない気持ちになり、「離婚するしかない」と思い詰めてしまいます。

夫婦カウンセリングでは、セックスレスの原因を明らかにして、お互いの気持ちを知って妥協点を探したり、セックスレスを解決するための具体的なアドバイスがもらえたりします。

セックスレスが原因で夫婦の気持ちが離れてしまう前に、信頼できるカウンセラーを見つけましょう。

夫婦カウンセラーはセックスレス問題を扱うプロですので、ぜひ安心して相談してくださいね。

生活習慣を見直す

もし忙しさが原因で「セックスの時間が取れない」「体力的に厳しい」という場合は、生活習慣を根本から見直しましょう。

仕事や家事・育児に追われ、夫婦でゆっくり過ごす時間がなくなると、セックスどころではないですよね。

たとえば、

など、具体的なルールを設定しましょう。

また、セックスしたい頻度を確認することも重要です。

夫が「週1でしたい」と思っていても、妻は「月に1回でいい」と考えている場合、お互い苦痛が生じてしまいます。

「どのくらいの頻度でしたいのか」という基準を夫婦で明確にして、その中間を取ったり、互いに歩み寄ったりすることで「セックスレス」という状態を解消できます。

「週1と月1の間をとって、隔週土曜日はどう？」など、具体的に決めると、お互い心の準備もしやすいでしょう。

効果的なセックスの誘い方

もし自分が誘う場合には、夫が誘いに乗りやすく、断られても自分が傷つかない誘い方が重要です。

それぞれの方法について、具体例を交えながら解説していきます。

雰囲気を作る

意外と結婚してしまうと忘れがちになってしまうものですが、雰囲気作りは重要です。

たとえば、
・デートのあと
・照明をオフしてキャンドルを灯す
・ムーディな音楽をかける
など、簡単にできる雰囲気作りも多いです。

特に、男性側が拒否しているセックスレスの場合は、「セックスが事務的に感じて嫌だ」という理由も少なくありません。

セックスが夫婦生活の中で日常に溶け込んでしまったり、何かのストレスを感じてしまったりすると、義務感を感じてしまい、やる気をなくす男性が多いのです。

まずは、「セックスは夫婦で特別なもの」という演出をして、日常から切り離してみましょう。

ボディタッチで様子を見る

やはり女性にとって、言葉で誘うというのもハードルが高いですよね。

言葉で誘った際に断られると、その次は誘いづらくなってしまうものです。

なので、軽いボディタッチをしてみて、様子を伺ってみるのもよいでしょう。

夜に肩を揉んでみたり、ベッドで手を繋いでみて、相手が嫌がる様子でなければ少しずつ触れ合いを増やしてみるのも効果的。

マッサージの途中で、「気持ちいい？」と尋ねたり、「もっとリラックスしてね」と優しく言葉をかけて、なるべく柔らかい雰囲気を作りましょう。

もし夫に嫌がる素振りがあったらそこで中断することも重要です。

ボディタッチでアプローチすれば、もし仮にマッサージで終わってしまったとしても、言葉で拒否されるよりも心理的ダメージを軽減できるのでおすすめです。

体調や気分を確認する

「今夜はしたいんだけど、体調はどう？」などと気遣いの言葉をかけることで、夫の体調や気分を確認することで、断られてもダメージを受けづらいです。

夫の体調が優れないときや、仕事で疲れているときに誘っても、断られる可能性が高くなるだけですよね。

そのため、まずは「今日は疲れているみたいだけど、大丈夫？」と優しく尋ねて、できるかできないかを確認しましょう。

もちろん、断られたとしても「ゆっくり休んでね。体調の良い日でその気になったら声かけてね」と別日に持ち越すのも、セックスレス解消のコツ。

夫にセックスしたい気持ちは伝わるので、夫から声をかけてもらえるかもしれません。

夫を傷つけないセックスの断り方

セックスは夫婦にとって重要な要素です。

とはいえ、女性は男性よりも体力がなく、ホルモンの働きによって性欲が制限されることも。

特に加齢や出産の影響でホルモンバランスが狂っていたり、生活リズムが乱れていたりすると、体力的にも夫の要望に応えるのは厳しいです。

夫婦関係をこじらせない断り方を紹介します。

感謝と愛情を伝える

「誘ってくれてありがとう。私としたいと思ってくれて嬉しいよ」「私も大好きだよ」「今日は体調がわるいの。できるときに私から声かけるね」など、感謝の気持ちを添えて断りましょう。

ポイントは、以下の3つ。

夫の気持ちを尊重しつつ、自分の状況を正直に伝えることで、セックスレスが引き起こす夫婦のすれ違いを防ぐことができるのです。

代替案を提案する

もしお誘いに乗れなさそうな場合は、「土日ならできるよ」「体調が良くないから、デートはどう？」など、代替案とセットで断るようにしましょう。

セックスレス状態の場合、誘う側は相手から断られることによって、どんどん自信をなくしていってしまいます。

夫婦関係に溝を作らないためには、断る際に「あなたのことが嫌いで断っているわけではない」「あなた自身を拒絶しているのではない」ことを伝えることが重要です。

代替案を提案することで、相手のメンタルケアもできるため、セックスレスによる不仲を緩和することができます。

たとえば、
「今日はちょっと疲れているけど、明日の夜なら大丈夫」
「もう眠いから、手を繋ぐのはどうかな？」

などの声かけをすることで、夫の気持ちに応えつつ、無理のない範囲で夫婦の絆を深めることができます。

体調を理由にする

体調不良を理由にすることで、カドを立てずにセックスを断ることができます。

たとえば、
「今日は生理だから、来週ならどうかな？」
「生理前で身体がだるいので、違う日にしたいな」
など、体調不良の原因と代替案をセットで伝えると、より効果的です。

特に女性は年齢やホルモンバランスにも振り回されるので、どうしてもセックスがしんどい日がありますよね。

男性は女性ほどホルモンによる身体の変化がないため、女性側から説明しないと、拒否されたことに納得できず、不満を募らせてしまう可能性があります。

夫の誘いを完全に拒絶するのではなく、「体調が回復したらまたセックスをしたい」という気持ちを伝えることがポイント。

産後や更年期など、特にしんどく感じる際にはお誘いの都度断るよりも、最初に女性の身体の仕組みを説明したうえで、しばらくできないことを伝えておくと、より誠意が伝わるでしょう。

女性は男性よりも体力が少なく、ホルモンバランスの影響で性欲が不安定になるのは仕方のないこと。

無理にセックスに応じると、体調を崩したり、夫婦関係が悪化したりするおそれがあります。

そのため、正直に夫に伝えて理解をしてもらうことにフォーカスしましょう。

話し合いを促す

・「最近、セックスについて少しプレッシャーを感じているの。あなたを我慢させるのも申し訳ないから、少し話せる時間が欲しいな」など

セックスレス解消の注意点

セックスレスを解消するにしても、やり方を間違えてしまえばさらに夫婦の溝が深まってしまいます。

セックスレス解消にあたっては、

などの点に注意しましょう。

無理強いはしない

セックスの無理強いは、性的DVに当たる可能性があります。

セックスの強要は、不同意性交罪にあたります。つまり、犯罪ということです。

夫婦であっても、同意のない相手に対して性行為を強要することはあってはなりません。

たとえ自分側の理由でセックスを拒否していても、無理に応じる必要はないのです。

夫婦のどちらかが一方的にセックスを強要したり、相手の気持ちを無視することは、夫婦関係を悪化させる原因になります。

もし、セックスをめぐって意見が合わない場合は、話し合いを重ねて、お互いが納得できる解決策を見つけましょう。

相手の負担を取り除く

もし相手側が拒否している場合は、その原因を突き止めて取り除くことが大切です。

「疲れていて子どもと一緒に寝てしまう」「残業が多い」など、原因がわかっている状態で相手にセックスを求めても、相手の心が離れていくだけですよね。

セックスレスの原因を解消するには、夫婦で協力し合うことが不可欠。

たとえば、セックスの日は

など、原因に対して直接アプローチしましょう。

また、疲れやストレスを溜めないように、休息を十分に取ることも大切です。

相手の負担を取り除く姿勢を見せることで、しだいにパートナーも「自分のためにここまで努力してくれている」と、セックスに対して前向きになるかもしれません。

セックスレスを解消して、夫婦関係を修復しましょう

本記事では、セックスレスの
・離婚率
・離婚原因になる理由
・解消法と注意点
について解説しました。

セックスレスは、コミュニケーション不足や浮気のリスクから、離婚の原因になることがあります。

まずは、夫婦の絆を取り戻すための小さなステップから始めてみてくださいね。

もし「やり方がわからない」「夫の反応が冷たい」と感じる方は、以下の公式LINEからメッセージをいただけると、お力になれるかと思います。

私は、不倫専門夫婦カウンセラーをしている仲野ちはると申します。

これらの経験から心理学・脳科学・量子力学を体系立てて言語化した「夫の離れた気持ちを取り戻し、夫婦関係を安定させるために必要な”より濃い”マインドと情報」をLINE公式アカウントでお伝えしています。

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仲野ちはる

株式会社ハルノワ　代表取締役/不倫専門夫婦カウンセラー

26歳で結婚。長男を妊娠中に不倫に遭ったのを皮切りに、前夫に2回、現夫に4回不倫される。 いわゆる“サレ妻”経験を元に、「夫に愛されようとすることこそが愛されない現実を作る」原理を心理学・脳科学・量子力学の観点から論理的に言語化して伝える不倫・夫婦関係の専門家。 妻として、母として理想の女性を演じるのではなく、ありのままで愛され、ひとりの女性として輝きたい。そんな方に向けて「ただ笑っているだけで幸せになれる」ことを伝えるため、計650名以上の不倫に悩まされる女性へカウンセリングを実施。女性が自分らしく生きながら、自然体で愛されるためのサポートを行う。