夫婦の価値観の違いの原因と乗り越え方とは？夫婦カウンセラーが解説

「夫婦の価値観の違いを解決して夫婦仲を深め合いたいけど、どうすればいいの？」

このように悩んでいる方に向けて「よくある夫婦の価値観の違い」「夫婦の価値観の違いが起こる原因」「価値観の違いが夫婦関係に与える影響とは」「価値観の違いの乗り越え方」という項目に分け、この記事では解説していきます。

私は不倫専門夫婦カウンセラーをしている仲野ちはると申します。

これらの経験から心理学・脳科学・量子力学を体系立てて言語化した「夫の離れた気持ちを取り戻し、夫婦関係を安定させるために必要な”より濃い”マインドと情報」をLINE公式アカウントでお伝えしています。

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よくある夫婦の価値観の違い

でははじめに、「よくある夫婦の価値観の違い」について解説していきます。

これらの価値観の違いについて、自分たちの現状を照らし合わせて再確認してみましょう。

自分たちの現状を知ることは夫婦関係の改善を目指すのにとても大切ですので、前向きに取り組んでみてくださいね。

夫婦の危機の乗り越え方についてはこちらの記事でも解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

合わせて読みたい

【夫婦の危機を乗り越える方法】夫婦専門カウンセラーが解説

金銭感覚

まずは、「金銭感覚」です。

金銭感覚の違いは、生活を共にしている関係上直接的な影響があるので、かなり重要ですよね。

例えば…

このような価値観の違いがあげられます。

夫婦間で貯金と支出のバランスが違うと、価値観の違いが生まれやすいです。

例えば、妻が老後や子どもの将来を考えて貯蓄する一方で、夫が車のローンや会社の飲み会などでお金を使ってしまう、というケースです。

もちろん夫婦で逆のパターンもありますし、お互いの貯金と支出に対しての価値観が違うと当然金銭感覚にズレが生まれてしまいますよね。

また、大きな買い物に対しても夫婦の価値観が違うこともあります。

例えば、夫が自身の趣味や嗜好品で大きな買い物をしてしまうとしましょう。

すると、将来のために節約を重視している妻は、当然夫の価値観が理解できないという問題が起こってきます。

子育ての方針

夫婦の価値観として「子育ての方針」の違いも問題になってきます。

子どもが生まれるまでは自分たちの持つ価値観だけで生活していきますが、お子さんが生まれるとまた親という立場での新たな価値観が生まれますよね。

例えば、子どもに対しての叱り方や褒め方だけじゃなく、進学先を私立にするか公立にするかなどの選択の際にも夫婦で衝突してしまうことが増えます。

また、塾や大学進学など教育に対してのお金の掛け方に対して価値観が違う場合もあります。

お互いが子供の将来に何を求めているのかでも、夫婦間で大きく価値観の差が出るのです。

家事・育児の分担

夫婦生活をする上で、「家事や育児の分担」に対しての価値観の違いも多いです。

昔は結婚すると「女性は専業主婦になり、家庭に入って切り盛りする」という考えが多かったですよね。

俗に言う「昭和的」な考え方ですね。

しかし、その考えも時代と共に変化し始めて夫婦共働き世帯も増えてきました。

そのため、妻が夫に家事や育児の分担を求めると夫が拒否をしたり、揉めてしまったりするケースが多いのです。

親族付き合いの程度

結婚して夫婦になると、お互いの親族との付き合いも関わってきます。

夫婦間の価値観の違いは「親族付き合いの程度」でも生じます。

親族との付き合いは、実家のスタイルや出身地で違いが出ることが多いです。

例えば、夫婦のどちらか一方が頻繁に親族と会う境遇の家庭で育っていると、週末ごとに実家に帰ったり親族の集まりには積極的に参加したりするのが当たり前、という価値観を持っていることも多いです。

しかし、相手が親族との付き合いは面倒だし必要最低限でいい……と考えている場合は、当然ながら価値観が違ってきますよね。

他にも、親族が困っている状況だった時には経済的支援はどうするのかなどの問題も出てきて揉めてしまう原因にもなります。

性生活

夫婦生活において、性生活の価値観の違いもあげられます。

性交の頻度などが夫婦で違うと、一方に拒否されたりして夫婦でのすれ違いが起きやすいです。

また、風俗店の利用に関する価値観が違う場合もよくあります。

一方が風俗店を利用するのが娯楽や性的欲求を解消するためのただの一つの手段だと考えていたとします。

しかし、女性の中には男性が風俗店に行くこと自体を受け入れられなかったり、浮気だと感じる場合も多いので、こういった価値観は夫婦間の信頼関係を大きく揺るがす場合もあるので注意が必要です。

夫婦の価値観の違いが起こる原因

夫婦の間には、多くの様々な価値観の違いがあることは分かりましたね。

お互いを好きになって夫婦という道を選んだ2人なのに、価値観が違うことを不思議に思う方もいると思います。

そこで、ここからは夫婦に価値観の違いが起こる原因や理由について解説していきます。

これらの原因について具体例をあげながら説明していきます。

自分に思い当たることはないか、チェックしてみてくださいね。

育った環境の違い

まずは、「育った環境の違い」です。

夫婦になった2人が、昔からの幼馴染みで近所付き合いがあったりすれば、育った環境も少しは似ていたりするかもしれません。

しかし、育った地域や家庭環境が違えば、以下のような価値観も変わってくることが多いです。

例えば…

このような、お互いに対しての価値観の違いを感じることがあります。

育った環境や地域で食事のマナーや組み合わせが違ったり、家庭の状況で買い物に対する考え方の違いがあったりします。

また、衛生面での価値観の違いも育った環境で習慣化しているルールがあると、相手の行動に違和感を覚えたり、嫌悪感を抱いてしまったりするのです。

厳格な教育方針で育った方と、自由に育てられた方とでも違いが出たりします。

世代間のギャップ

次に、年の差がある夫婦では「世代間のギャップ」という理由で価値観の違いがあります。

世代が違うと夫婦で価値観が違ってくることが多いのですが、例えば…

これらのことで、価値観の違いを感じることが多いです。

例えば、年配の世代だと性別で仕事と家事の分担をしがちですが、 若い世代は共働きが当たり前という考えの方が多いので、そこで価値観の違いが生まれます。

また、結婚に関しても、年配の方と若い世代では価値観が違ったりするため、事実婚や夫婦別姓に対し柔軟に考える若い世代に対し、年配世代は法律婚や結婚したら同姓になることが普通だという考えを持っている方が多いです。

結婚生活においても、若い世代は小さい頃からデジタル機器が生活の身近にあり過ごしてきたので便利だと感じて使いこなしますが、年配世代はデジタルというものに対して苦手意識が強い方も多いです。

また、日常的に使う言葉でも、若い世代は砕けた話し方をするのに対して、年配世代はフォーマルな言葉を好む方が多いです。

そんな世代間のすれ違いが少しずつ積み重なって、やがて「価値観合わないかも」という大きな違和感に繋がります。

個人の経験

夫婦の価値観が違うのは、個人の経験も原因の一つです。

夫と自分のこれまで経験してきた内容の差などで、価値観も違ってきます。

先ほどお話した育った環境の違いにも通じることなのですが、例えば家庭の教育方針などや過去の経験から価値観は違ってきます。

例えば、夫が自由な家庭で育って好きなものを買い与えられたりして、「欲しいものはすぐ手に入れたい」という価値観で育ったとします。

一方で、妻は厳格な家庭で育って、節約をすることでお金の大切さを教えられて育ったとしましょう。

そんな2人が結婚すると、金銭感覚でお互いに価値観の違いを感じることになりますよね。

このように、お互いが経験してきた家庭環境や、教育環境などで価値観の違いは起こるのです。

性別の違い

夫婦の価値観の違いは「性別の違い」という原因もあります。

男女における価値観の差は、夫婦という関係でなくても多くの方が感じるのではないでしょうか？

例として、家庭に求める男女の考え方の違いについて解説していきましょう。

まず男性の場合、家庭に求めるのは「癒し」や「安心感・安定感」が多いです。

夫は仕事での疲れや辛さを埋めるために、家庭ではありのままの自分を受け入れてもらいたいと考えています。

一方、女性の場合は夫に家族の一員として役割や行動を求めます。

つまり、妻は夫に対して「夫」「父親」というものを求めるので、夫が仕事から帰ってきたとしても家庭での役割をしっかり担ってほしいと求めるというわけです。

そんな価値観の違いが、夫婦の間で蓄積されてしまうと……

夫は「仕事から疲れて帰ってきたのに…家にいても全然癒されない」と思い、妻は「私は家政婦じゃないし、家庭のことにもっと協力してほしい」と考えるのです。

こういった価値観の違いが蓄積されると、お互いに不満がぶつかってすれ違いも多くなり、良好な関係が難しくなりますよね。

社会的立場の差

「社会的立場の違い」ということも夫婦の価値観の違いの理由の一つです。

夫婦で社会的立場の差があると、価値観の違いを感じることがあります。

共働きの場合だと、収入金額や職業の違いによってさまざまな問題が起こります。

例えば、収入格差や職業（正社員かパートかなど）の違いがあると、家庭内における役割の分担や、物事の決定権に影響することがあります。

お子さんのいる家庭では、育児をするのがどちらか一方に偏ったりすることがよく起こりますよね。

また、社会的立場が弱いと思う側（特に妻）の自己肯定感が低くなってしまう場合もよく見られます。

価値観の違いが夫婦関係に与える影響とは

このように色々なことが原因となって夫婦の価値観の違いが起こった場合、夫婦関係に与える影響とはどのようなものなのでしょうか？

ここからは…

このような影響について、解説していきます。

どれも夫婦関係にはとても大切なことなので、ぜひチェックしてくださいね。

コミュニケーション障害が起きる

まず夫婦の価値観の違いが起こると、コミュニケーション障害が起きてしまいます。

例えば…

夫婦の価値観がずれてしまうと、夫婦間のコミュニケーションが減ってしまうことがあります。

その結果、価値観のズレから意見のすれ違いが起こって夫婦関係が悪化して喧嘩が多くなったり建設的な話し合いがしづらくなってしまうのです。

意思決定できなくなる

次に、夫婦の価値観が違うと意思決定できなくなることがあります。

先ほどお話したように、価値観の違いでコミュニケーション障害が起きてしまうと、物事を決定したり将来に向けての話し合いなどがしにくくなります。

そのため、色々な物事の意思決定ができないので、さまざまな問題の解決も難しくなってしまい、問題が山積みになってしまうのです。

信頼関係が築けなくなる

次に、夫婦の価値観の違いは信頼関係にも影響します。

例えば…

夫婦で話し合いをしようと思っても、価値観の違いからコミュニケーションも取れない状態が続いてしまうと、夫婦の信頼関係は築けなくなっていきます。

会話がないのですから当然ですよね……

お互いの気持ちを分かり合えないまま、距離が出来てしまうと歩み寄るのも、時間と共に難しくなっていきますよね。

夫婦という関係であるにもかかわらず、対話を諦めてしまい信頼関係がなくなると仮面夫婦になっていくこともあるので注意が必要です。

価値観の違いの乗り越え方

夫婦の価値観が違ってしまうと、様々な問題に発展してしまうことが分かりましたね。

「このままでは、離婚するかも……」

「夫との関係を修復するのは、もう無理なのかな？」

このように夫との今の関係に悲観的になってしまう方も多いでしょう。

しかし、諦めるのはまだ早いです。

ここからは、夫婦の価値観の違いを乗り越える方法について解説していきます。

これらの方法について解説していきますので、積極的に取り入れて夫婦関係の再構築に役立ててくださいね。

価値観の違いは、考え方一つで乗り越えられるものなので、ぜひ試してみてください。

相手の立場に立って考える

まず、一つ目の方法は「相手の立場に立って考える」ということが必要です。

結婚して夫婦になったからと言って、結婚後も価値観も同じだとは限りませんよね。

むしろ、人の数だけ価値観も違うのが当たり前です。

そのため、夫婦で価値観が違っても普通なのです。

そのため、良好な夫婦関係でいたいのであれば…

このように相手の立場に立ち、もしもの状況で考えることがとても大切です。

相手の立場に立って考えるのは、実は男性よりも女性の方が得意なんです。

お互いの価値観を理解すると、相手を尊重し合えるようになっていきますよ。

同じ価値観に目をむける

次に、同じ価値観に目をむけることも必要です。

先ほどお話したように相手の立場に立って考えると、夫の価値観についても理解が深まりますよね。

そうなると、自分と夫の価値観の違いが明確に分かってきます。

夫婦になって生活を共にすることで違う価値観が目立つようになりますが、結婚した頃は同じ価値観もあったからこそ結婚したはずです。

価値観が違うと言っても、すべての価値観が違うわけではなく、同じ価値観もあれば違う価値観もあるはずです。

ですので、それをリストアップしてみましょう。

リストアップすると、夫との違う価値観が分かってくると思います。

夫との価値観の違いが分かったとしても、相手の価値観を否定したり無理に変えようとしないことです。

無理に相手の価値観をどうにかしようとすることは、「なんで今日は雪降るんだ！」と思ったことをどうにかしようとするようなものです。

そう思うよりも、雪が降ったら傘を差したり外出を控えたりすればいいだけなんです。

否定や相手を変えようとするよりも「自分がどうしたらいいのか？」という自分のするべき行動を大事にして考えてくださいね。

夫婦カウンセリングを受ける

上記で紹介した方法でも、なかなか難しい場合は、夫婦カウンセリングもオススメします。

夫婦でカウンセリングを受けると、第三者という中立な立場のカウンセラーが入るのでお互いの意見を受け入れやすくなったりしますし、夫婦としての結論を出しやすくなるというメリットもあります。

夫婦カウンセリングはいくつかの方法があります。

このような形があります。

対面カウンセリングなら直接会って話すので、お互いの表情や態度なども確認できますので、深い理解を得ることができるというメリットもあります。

また、夫婦共働きなどで忙しいという方にはビデオ通話や電話を使ったオンラインカウンセリングもありますよ。

夫婦仲が思わしくなかったり、なかなか一緒のタイミングが取りにくいというなら個別カウンセリングという形でも受けられます。

どんな形のカウンセリングが良いか、夫婦で話し合って決めることをオススメします。

価値観の違いを乗り越えて、円満夫婦になりましょう

ここまで、夫婦の価値観の違いやその原因、そして価値観の違いの乗り越え方などをご紹介してきました。

ぜひ、今回の記事を参考にして夫婦の価値観の違いを乗り越え、円満夫婦を目指してくださいね。

私、不倫専門夫婦カウンセラーの仲野ちはるは、

これらの経験から心理学・脳科学・量子力学を体系立てて言語化した「夫の離れた気持ちを取り戻し、夫婦関係を安定させるために必要な”より濃い”マインドと情報」をLINE公式アカウントでお伝えしています。

もしすぐにでも、夫婦の価値観を乗り越えたいと思っているのなら、LINE公式アカウントを読んでみてください。

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ぜひ、夫婦の価値観の違いを乗り越えて、笑顔あふれる人生を送っていきましょう！

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仲野ちはる

株式会社ハルノワ　代表取締役/不倫専門夫婦カウンセラー

26歳で結婚。長男を妊娠中に不倫に遭ったのを皮切りに、前夫に2回、現夫に4回不倫される。 いわゆる“サレ妻”経験を元に、「夫に愛されようとすることこそが愛されない現実を作る」原理を心理学・脳科学・量子力学の観点から論理的に言語化して伝える不倫・夫婦関係の専門家。 妻として、母として理想の女性を演じるのではなく、ありのままで愛され、ひとりの女性として輝きたい。そんな方に向けて「ただ笑っているだけで幸せになれる」ことを伝えるため、計650名以上の不倫に悩まされる女性へカウンセリングを実施。女性が自分らしく生きながら、自然体で愛されるためのサポートを行う。