旦那から離婚を切り出されたら？返す言葉を夫婦カウンセラーが解説

もし夫から、突然離婚を切り出されたら、どう対処していいか戸惑いますよね。

まず、なぜ夫が離婚したいと思っているのか理由を知りたいはずです。

あなたが夫と離婚したくない場合、夫婦関係を見直して、離婚を回避したいとも考えるでしょう……

さて、私は不倫専門夫婦カウンセラーをしている仲野ちはると申します。

これ等の経験から、「夫の離れた気持ちを取り戻し、夫婦関係を安定させるために必要な”より濃い”マインドと情報」をLINE公式アカウントでお伝えしています。

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旦那から離婚を切り出されたときの対応

旦那さんから離婚を切り出された場合に、まず最初に行うべき行動をご紹介していきます。

この3点を、心がけてください。

夫から離婚を切り出される妻の特徴については、こちらの記事もご覧ください。

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夫から離婚を切り出される妻の特徴とは？夫婦カウンセラーが解説

まずは冷静になる

夫から離婚を告げられたら、怒りや悲しみで冷静でいられなくなるのが普通の感情です。

しかし、感情的なままでは何の解決にもなりませんので、冷静にならなければなりません。

男性は女性に比べて、感情を含んだ思考を苦手としていることが多い傾向にあります。

妻が自分の考えや気持ちばかり話すと夫は、「自分の話を聞いてもらえない」「まともに話し合いができない」と思われてしまい、関係改善にはつながりません。

冷静に話し合いができないと、二人の将来について話すことが難しくなってしまうため、まずは自身が冷静になり、夫の話を聞くように行動してみてください。

きっとつらいいと思いますが、今後の未来のために、グッとこらえることも必要です。

すぐに返答しない

夫から離婚を切り出されたら、取り乱してしまったり、冷静な判断ができなくなってしまって当然です。

しかし、「売り言葉に買い言葉」になってしまっては、取り返しがつかなくなってしまう恐れがありますので、まずは冷静になって返答は一旦保留にしておくことをオススメします。

先ほどもお伝えしましたが、まずは冷静になることです。

その上で、頭の中で「聞くべきこと」「伝えるべきこと」を整理して、冷静に話ができるようになるまで、今後について返答するのは控えましょう。

夫の意図を確認する

夫が離婚したいと言い出しても、「それが本心なのか？」「不満が溜まってしまったことによる感情的なものなのか？」と本心を確認しておく必要があります。

夫が離婚したい理由が、あなたの言動や行動によりストレスを抱えていることであれば、あなた自身の態度が変わることにより、離婚を回避できるかもしれません。

しかし、離婚の理由が浮気や不倫の場合は、離婚の決意が硬いかもしれませんので、その経緯なども聞く必要があります。

妻として、「何がダメだったのか」「妻以外の女性に何を求めてしまったのか」をしっかりと話し合い、今後のことを冷静に考えていきましょう。

離婚を切り出された際の返答のコツ

ここからは、相手から離婚を切り出された際に、どのように返答をするべきか、そのコツをお伝えしていきます。

これらのことは、非常に効果的だと考えられますので、実践してみてください。

感謝の気持ちを伝える

些細なことでも「ありがとう」と言えていますか？

あなたが夫に対して「感謝しています」と思っていたとしても、それは言葉にしなければ伝わりませんし、夫も「感謝されているんだ」と実感できません。

夫に対して感謝を伝えている妻は、意外と多くありません。

家族のために働くのは当たり前だと思われているかもしれない、と夫が思っているのであれば、「何のために働いているのか？」「どうせ家族からも感謝されていないし」と働く意欲も薄れるでしょう。

夫は「妻に感謝してもらえない」とスネている可能性もありますので、夫に少しでも感謝することがあれば「ありがとう」と言葉にするようにしていきましょう。

「ありがとう」の言葉は親子の関係や友人同士でも、とても大切で誰でもすぐに実践できるコミュニケーションです。

正直に自分の気持ちを話す

いくら長年連れ添った夫婦であっても「言わなくてもわかるでしょ！」はありません。

もともと男性と女性は違う生き物ですし、他人同士ですので、きちんと自分の気持ちを話さなければわかってもらえないこともあります。

特に男性は女性に比べて鈍感ですので、言われなければわからないことも多々あります。

察してくれなかったからと言って腹を立てるのは、男性にとって理解しがたいことでしょう。

思っていることがあるなら、言葉にして伝えるようにしましょう。

そしてその際には感情的にならず、冷静に話をすることが大切です。

夫婦でいることの大切さを伝え、あなたの「離婚したくない意志」を素直に話してみてください。

将来について話し合う

これから、今までとは違う明るい夫婦生活を送るために、将来についてのことを夫婦で話し合ってみてください。

夫は妻に対して、「完璧に家事をこなしてほしい」とか、「自分の時間を邪魔しないでほしい」と願っているわけではありません。

もちろん、そういったことも大切ではありますが、一番に求めていることは「安心感ややすらぎ」です。

夫が安心できる環境作りはできているでしょうか？

現状を見つめ直し、夫と過ごす明るい将来像を一緒に考えていきましょう。

そしてこれからは、夫が安心できる状況をあなた自身が作ってあげてください。

そうすれば夫も居心地がいいと感じ、離婚を踏みとどまってくれるかもしれません。

離婚を回避する方法

離婚を回避したい場合、次のようなことを試してみてください。

少しの努力や心遣いで、変えられることもありますので、ぜひ実践してください。

妻の付加価値を出す

女性としてではなく、「子供の母親として」としてしか夫から見られなくなってしまっている状態であれば、「妻として」の付加価値を出しましょう。

もしかしたら、夫から見てあなたが、家事と育児だけを全力で頑張っている家政婦やベビーシッターのように見えているかもしれません。

結婚したことにより恋人から家族となり、女性として見てもらえなくなったらつらいですよね。

あなたが夫から「一緒にいたい」と思える女性にならなければ、解決にはなりません。

そのためには、一緒にいて楽しいと思える女性でいることが大切です。

今更…と思うかもしれませんが、夫にとって「彼女」であり「恋人」である必要があります。

「女性らしく」を心がけ、オシャレをしたり、夫との会話を楽しんだり、時にはデートをしてみる、といった些細な行動でも、結婚以前のような関係に少し近づけられるかもしれません。

夫との関わり方を変える

あなたは夫に対して、ダメ出しをしたり、稼ぎが悪いことを責めたり、出世できないことを冗談まじりに言ったりしていませんか？

仮にあなたに悪気がなかったとしても、こういった積み重ねは夫にとって大きなストレスになっているかもしれません。

その場合、あなた自身が変わらなければなりません。

多くの男性は「一家の大黒柱」であることに誇りやプライドがあり、少なからず守りたい尊厳を持っています。

そんな中で、自分のプライドを傷つけられるようなことを、最も身近な妻に言われてしまうと、耐え難いストレスになってもおかしくないですよね。

そこで、相手のことを褒めたり、労いの言葉をかけてあげるよう、努力してください。

「家族のために、いつもありがとう」「プロジェクト成功したの？すごいがんばったんだね」などといった言葉は、効果的だと考えられます。

このように、感謝や労いの言葉一つで、夫の気持ちは和らぐのではないでしょうか？

過去のことを持ち出さない

女性は、解決済みのことであっても過去に傷つけられたことを思い出して、再度夫を責めてしまう人が少なくありません。

こういった蒸し返すような言動や行動は、かえって逆効果になります。

離婚を回避したいと願っているのであれば、過去のことを持ち出したりせず、現状について話し合っていきましょう。

「今更過去のことを持ち出すな」と言われても仕方ありません。

仮に夫が過去に浮気をし、話し合いの結果許したのであれば、過去を振り返らず今夫が「離婚」という決断をしたことに対しての話し合いを進めてください。

未来について現状を解決していくことを考えて話し合っていきましょう。

離婚を受け入れる場合の準備

もし夫からの離婚を受け入れるのであれば、事前に準備が必要です。

何の考えもなしに離婚してしまうと、後々後悔することになりかねませんので、必ず無計画で離婚を進めないようにしましょう。

この2点は、離婚の際に重要なことですので、怠らないように行動してください。

離婚に関する情報を調べる

離婚する際には、財産分与や養育費のことなど、きちんと決めておかなければなりません。

その際に、知識がなければ話し合いで不利になる場合もありますので、「夫婦の貯金額を含め、共有財産がどれほどあるのか」など、明確に知っておく必要があります。

養育費は、夫婦間で話し合って決めた場合でも、その取り決めが曖昧であれば、支払われないままに泣き寝入り……といったことになりかねません。

実際、そのような辛い経験をされた方は、おおよそ50％ほどいると言われています。

また、離婚後に受けられる手当なども、自身で申請しなければ受給し損ねてしまいますので、市区町村・都道府県・国などの公的なところから、受給できる手当も調べておきましょう。

などがありますので、お住まいの市区町村役場や、弁護士などの専門家に相談してみることもおすすめです。

金銭的な見通しを立てる

離婚したら、基本的には自身の稼ぎだけで生計を立てていかなければならなくなります。

財産分与、慰謝料、養育費、などにより、何とかなる！と安易に考えてはいけません。

これらは、後々揉めることにもなりかねませんので、きちんと書面に残しておきましょう。

離婚後は、「どのような仕事をして生計を立てるか」など生活費のことや、子供の学費などの見通しも立てておかなければなりません。

書面に残す際は、「どうすれば効力があるか」「どのようなことを記載すればいいか」なども含め、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのもいいでしょう。

ファイナンシャルプランナーは、相続や財産分与などに詳しく、身近な存在ですので、弁護士に頼むのは気が引けると思っている方はぜひ頼ってみることをオススメします。

「自分はどうしたいのか」を考えましょう

夫から突然離婚を切り出された際に対処する方法や、夫婦関係を見直して、離婚を回避する方法などをお伝えしていきました。

まずは、夫が離婚したいと言った原因や意図を確認し、冷静かつ正直に自分の気持ちを話すことが重要です。

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私自身も5年で6回不倫され、それを乗り越えてきた経験から、700組以上の夫婦関係を修復してきました。

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仲野ちはる

株式会社ハルノワ　代表取締役/不倫専門夫婦カウンセラー

26歳で結婚。長男を妊娠中に不倫に遭ったのを皮切りに、前夫に2回、現夫に4回不倫される。 いわゆる“サレ妻”経験を元に、「夫に愛されようとすることこそが愛されない現実を作る」原理を心理学・脳科学・量子力学の観点から論理的に言語化して伝える不倫・夫婦関係の専門家。 妻として、母として理想の女性を演じるのではなく、ありのままで愛され、ひとりの女性として輝きたい。そんな方に向けて「ただ笑っているだけで幸せになれる」ことを伝えるため、計650名以上の不倫に悩まされる女性へカウンセリングを実施。女性が自分らしく生きながら、自然体で愛されるためのサポートを行う。