離婚したくない場合の奥の手は？夫婦カウンセラー直伝の離婚回避術

夫婦関係が悪化し、離婚するしかないのか…とお悩みの方に向けて、離婚を回避するための効果的な方法や、夫婦関係の修復にお役立ていただける情報をお届けします。

まずは良好な夫婦関係を築き、明るい未来に向かいたいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

さて、私は不倫専門夫婦カウンセラーをしている仲野ちはると申します。

これ等の経験から、「夫の離れた気持ちを取り戻し、夫婦関係を安定させるために必要な”より濃い”マインドと情報」をLINE公式アカウントでお伝えしています。

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離婚したくない場合の奥の手

夫から離婚を告げられたり、離婚せざるを得ないほどに夫婦関係が悪化している場合でも、離婚したくない気持ちが強いのであれば、奥の手を使って回避する努力をしてみてください。

これらは、結婚生活を続けていくために重要なカギとなります。

詳細をお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

旦那から離婚を切り出された際に返す言葉についてはこちらの記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

合わせて読みたい

旦那から離婚を切り出されたら？返す言葉を夫婦カウンセラーが解説

離婚回避した際の条件をつける

離婚を回避した場合の未来を想定して、結婚生活を続けていく上での条件を決めておきましょう。

離婚の話が出ている夫婦のほとんどが「異性の問題」「お金の問題」「ハラスメントの問題」のどれかが関係していると考えられます。

そのため、

のように、家庭崩壊に至るようなことを繰り返さないということを念頭に、条件を考えてください。

条件を話し合った結果、万が一その条件（約束）を破った場合は…といったペナルティも合わせて考えておきましょう。

猶予期間を設けてもらう

夫婦もしくはどちらかに問題があった場合、すぐに改善できることもあれば、時間をかけて信頼関係を取り戻していかなければならない事象もあるかと思います。

そのため、その問題点を改善することを見ていかなければならないので、猶予期間を設けることも大切です。

仮に、物が多すぎて片付けができない、部屋を散かし放題にしている、といった場合、急にキレイ好きにはなれませんよね。

そこで少しずつでも断捨離したり、今週は水回りの大掃除、今月中にクローゼットの整理、など毎日少しずつでも努力している姿を見てもらいましょう。

他にも、仮に夫が内緒で借金していた場合、借金の理由を正直に話してもらい、今後の返済プランを一緒に考えていくかと思います。

その上、夫は＋αで節約したり副業を探したりしているかもしれませんので、しばらく様子を見てあげることも必要です。

専門家に頼る

当人同士の問題ではありますが、2人だけでは改善が困難な場合が少なくありません。

そこで、夫婦カウンセラーなど専門家を頼り、夫婦二人でカップルカウンセリングを受けることも検討してみてください。

それぞれにあった改善方法を提案してもらい、日々の生活の中で気を付けるべきことや、明確に決めておいた方がいいことなど、的確なアドバイスがもらえます。

私は、700組以上の夫婦関係を修復してきた経験と、私自身も15年で6回不倫され、それを乗り越えてきた経験から、離婚するべきか修復するべきか悩んでいらっしゃるご夫婦のカウンセリングを行っています。

なぜ夫婦関係が悪化してしまったのか？という理由とどうすれば円満な夫婦生活を取り戻せるのか？「悩む」のではなく「考える」ことを心がけてください。

それでも良い兆候が見られない場合は、ぜひ相談してください！

いただいたメッセージは、全て拝読し返信させていただきます。

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誓約書（契約書）を書く

今後、夫婦としての生活を続けていくにあたり、その条件を決めたとしても、口約束では守られないケースも多くあります。

そこで、夫婦の間で誓約書（契約書）を交わしておくことも視野に入れましょう。

夫婦間で結ぶ誓約書には、特に決まった形式はなく、話し合って決めたことを書面に残していく方法です。

例えば、夫に不倫の事実があった場合は、二度と繰り返さないことを誓約し、罰則も決めた上で書面に残しておきましょう。

そうすることで、万が一誓約違反が起きてしまい離婚協議になった場合に、過去の合意事項を証明する資料として、誓約書があれば優位になります。

公正証書にする必要はありませんが、強い希望があれば、公証役場で「認証」を利用し、夫婦間で誓約書を締結したという事実を残すという方法もあります。

関係者に根回しする

2人だけで解決できる場合もありますが、自分の両親や夫の両親に現状を話し、協力を仰ぐことも１つの手段です。

しかし、その際、両親から「さっさと離婚した方がいい」「離婚した方が楽なのでは？」といった言葉が出てくる可能性もありますので、「夫婦関係を改善したい」という意志を最初に伝えてください。

結婚を祝福してくれた両親であれば、「夫婦関係を改善したい」という気持ちも応援してくれるはずです。

また両親のみならず共通の知人や仲のいい親戚など、近しい関係者へ事前に根回ししておくことで、夫が離婚したいと思っている場合でも、夫を説得してくれる可能性があります。

具体的にこうしていきたいといった前向きな考えを伝えることで、協力してもらえる可能性も高まります。

奥の手をする際の注意点

離婚を回避するための奥の手をご紹介いたしましたが、奥の手を使う場合には、いくつか注意点があります。

これらのことを疎かにすると、逆効果になりかねませんので、じゅうぶん注意してください。

両者納得のもと行う

仮に夫に否があったとしても、自分の意見ばかり押し付けるようでは、改善には向かいません。

守れないかもしれない約束をしても、何も意味もなくなってしまいますので、夫の意見もしっかり聞いてください。

喧嘩になってしまう可能性もありますが、お互いに「現状を良くしていこう」という気持ちがあれば、一緒に解決方法を導き出していうことで、「いい喧嘩」になると思います。

大切なのは「一緒に改善していく」ということです。

一方的に話してしまい、独りよがりにならないよう、お互いが納得できる方法を一緒に考えていきましょう。

相手の立場や感情を尊重する

先ほどもお伝えいたしましたが、どちらか一方だけが考えや意見を押し付けるなど、独りよがりになっては、相手が不信感を抱いてしまったり、抵抗を覚えてしまう可能性があります。

したがって、相手の立場や感情を尊重した上で、自分の意見も伝えましょう。

どのような手段を取るにしても、相手の感情や考え方を無視してしまうと、改善どころか逆効果になりかねません。

もしかしたら夫の浮気により夫婦関係が悪化してしまったのかもしれませんので、腹を立てたり相手の意見なんてききたくない！と思ってしまうかもしれません。

しかし、夫婦関係を修復しようと望んでいるのであれば、冷静さを保ち、しっかり相手の気持ちも聞くことが大切です。

例えば「飲みに行くことを禁止する」などといった一方的な押し付けでは、仕事上での付き合いに支障をきたしてしまう可能性があります。

そういった夫の立場も考えずに発言することは良くありませんので、夫の置かれている立場や状況なども加味してあげなければなりません。

コミュニケーションを取る

今後夫婦関係を修復していくにあたって、条件を付けたり、第三者を巻き込む場合、きちんと対話し、お互いに合意した上でその先の話を進めることが必要です。

コミュニケーションが不足していると、誤解や不満を生み出すことになり、改善どころか、逆に関係性を悪化させてしまう原因にもなりかねません。

日頃から会話が失くなってしまっている夫婦は、まず挨拶や感謝の気持ちを言葉にするということから始めてみてください。

挨拶や「ありがとう」という言葉は、誰から言われても気持ちがいいものですよね。

今まで会話がなかった夫婦が、いきなり趣味の話をしたり、一緒に笑いあったりすることは、少しハードルが高いかもしれませんが、挨拶はすぐにでも始めることができるコミュニケーションです。

さっそく、明日の朝「おはよう」と笑顔で挨拶してみてください。

無理をしない・させない

条件を決めたり期限を決める際、あまりに厳しい条件だったり、改善の猶予期間の設定が短い場合は、無理をしなければならなくなります。

人間誰しも急には変われません。

これから、今までできなかったことに取り組んでいくわけですので、ある程度気持ちにも時間にも余裕をもたせなければ、過度なプレッシャーとなり、約束を放棄してしまったり、さらに関係性が悪化してしまう恐れもあります。

また、自分自身にも期待をかけないようにしなければ心が折れてしまいます。

毎日一緒に食事を摂る、と決めていても、タイミングが合わない日もあるかと思います。

そこを無理してしまうと、ストレスが溜まってしまいますので、夫の帰りが遅いときには、たまには先に食べてしまってもいいと思います。

大切なのは、「先に食べてしまったけど、晩酌に付き合うね」といった心遣いができるかどうかです。

心遣いがあれば、妻が先に食事を済ませていたとしても、夫は納得してくれるのではないでしょうか？

長期戦を覚悟する

一度悪化してしまった夫婦関係を修復するには時間を要すことがほとんどです。

数日で改善できることは少なく、短期間では結果が目に見えて感じられないため、もどかしかったり、腹を立ててしまう気持ちもわかると思います。

しかし、焦るあまり相手を追い詰めるような言葉を投げかけたり、冷たい態度を取ってしまうと、相手が逆上してしまったり、投げやりになってしまう可能性もあります。

そんな状態になってしまっては本末転倒です。

お互いを見つめ直して夫婦関係を修復しようと決めたのであれば、短期間での結果を期待せず、長期的に努力を続けていく覚悟が必要です。

奥の手で使えるテクニック

ここからは、奥の手を使ったテクニックについて、詳しくご紹介いたします。

初めて聞いた言葉だという方もいらっしゃるかと思いますので、「私メッセージ」についてや、アクティブリスニングの重要性について、解説していきます。

「私メッセージ」を使う

「私メッセージ」とは、相手と対等な立場に立ち、相手の意見を大切にしつつも自分の意見を素直に伝えていくコミュニケーション方法のひとつです。

「私」を主体として話す方法で、

といったように、自分の心の声を吐き出すといったイメージです。

対照的に、悪い例として「あなたメッセージ」もご紹介します。

このように、「あなたメッセージ」にしてしまうと相手への攻撃が主体となってしまいます。

主語を「私」にすることにより、やんわりと気持ちを伝えることができますので、「私メッセージ」を心がけて話すように心がけてみてください。

アクティブリスニングを実践する

アクティブリスニングとは、積極的に相手の話を聴き、相手の考え方や感情を理解するコミュニケーションテクニックです。

心療内科医や臨床心理士などもアクティブリスニングを重要視していますね。

実践方法としては、

この順番で行うことが一般的です。

集中して相手の話を聴く

相手が話している間は、他のことを考えたり何か作業をしながらではなく、100％集中して相手の話を真剣に聴いてください。

言葉ではない形で反応する

相手が話している間は、話を遮ったり言葉で共感するのではなく、相手の目を見て、頷いたり表情を変えたりして反応してください。

フィードバックする

相手の話を聴き終えたら、相手の言いたいことを自分の中で理解し、自分の言葉で繰り返しましょう。

そうすることで、相手は「自分の気持ちをきちんと理解してくれている」と安心できます。

質問する

相手が伝えたいことの本意を知るためにも、相手の話の内容にわからないことがあれば、質問してください。

質問することによって相手は、「真剣に考えてくれている」と感じることができます。

共感を示す

相手の感情を理解した上で、その気持ちに共感していることを示してください。

共感を示してもらえると、「気持ちをわかってくれている」と相手が認識できます。

このように、「話す」ことよりも「聴く」ことに重きを置き、しっかりと聴いた上で、共感したり理解を示したりすることができれば、関係改善に繋がると考えられます。

「離婚を回避したその先」を具体的に想像しましょう

離婚を回避するための効果的な方法や、奥の手などについてご紹介していきました。

今後、夫婦関係を修復し、結婚生活を継続していきたいのであれば、「離婚を回避したその先」について、未来を具体的に想像して行動してください。

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私自身も5年で6回不倫され、それを乗り越えてきた経験から、700組以上の夫婦関係を修復してきました。

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仲野ちはる

株式会社ハルノワ　代表取締役/不倫専門夫婦カウンセラー

26歳で結婚。長男を妊娠中に不倫に遭ったのを皮切りに、前夫に2回、現夫に4回不倫される。 いわゆる“サレ妻”経験を元に、「夫に愛されようとすることこそが愛されない現実を作る」原理を心理学・脳科学・量子力学の観点から論理的に言語化して伝える不倫・夫婦関係の専門家。 妻として、母として理想の女性を演じるのではなく、ありのままで愛され、ひとりの女性として輝きたい。そんな方に向けて「ただ笑っているだけで幸せになれる」ことを伝えるため、計650名以上の不倫に悩まされる女性へカウンセリングを実施。女性が自分らしく生きながら、自然体で愛されるためのサポートを行う。